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マンションの大規模修繕とコンサル

こんにちは、静岡市葵区の弁護士の浅野智裕です。

今回はマンションの大規模修繕とコンサルタントの話をしたいと思います。

マンションは、一定程度の年数を経過すると大規模修繕をすることになり、その際に工事業者に依頼をして、多くの費用を必要とします。依頼する際にその工事費用が適切かどうかをアドバイスしてくれるのがコンサルタントになります。

しかし、昨今は、コンサルタントが格安の費用でコンサルを引き受けて、工事業者と手を組み、工事費用を水増ししているという問題があります。もちろん、そのようなコンサルばかりではないと思います。しかし、一部にはマンション管理組合を食い物にする悪徳コンサルがあるようです。格安のコンサル費用は工事費用を水増しされて、結局、全体として割高な費用となってしまうということです。

こういった問題を受けて、国交省も大規模修繕の実態調査に乗り出し、1戸当たりや平米あたりの費用の調査結果を発表しました。

http://www.mlit.go.jp/report/press/house06_hh_000154.html

この資料によりますと、

  • 1戸あたり75万円~100万円が30.6%、100万円~125万円が24.7%
  • 平米当たり1万円~1万5000円が41.1%、5000円~1万円が31.8%

となっています。

こういった実態調査を参考にしながら費用でおかしなところがないか比較することで騙されにくくなるということです。

マンション管理組合としては業者任せにすることなく、自分たちで自分たちのマンションを守るという意識が大切ということになると思います。