日本交通法学会の定期総会に出席しました。
総会に合わせて、研究報告がありました。
内容は、「欧州データ法案がコネクティッドカーに及ぼす影響」「若年未就労の障害者の逸失利益算定方法について」「人身傷害保険契約の法的性質について-死亡保険金請求権の帰属問題を契機に-」「人身傷害保険の商品性とその変容に基づいて、人身傷害保険の本質を考える」「人傷一括払と人傷社の自賠責保険金等の回収」「人傷一括払における人傷社の自賠責保険金回収と社会保険者の求償との関係」です。
交通事故に関する諸問題は、昔からいろんな論点があり、それらについて整理がなされてきましたが、いまも新たな論点が出てきて、色々な議論がなされています。
近時も最高裁の判例が出ています。内容について、個別に整理はしませんが、どれも難しい問題でそれぞれの立場に相応の根拠があります。勉強を続けていかないと、最新の問題についていけないのではないかと思いました。
交通事故分野は昔からありますが、今後も続けて研鑽していく必要があることを感じた次第です。