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「本物の再建弁護士の道を求めて 弁護士村松謙一の仕事の流儀」を読んで

こんにちは、静岡市葵区の弁護士浅野智裕です。

本日は最近読んだ本の話です。

読んだ本はタイトルのとおり村松謙一先生の「本物の債権弁護士の道を求めて 弁護士村松謙一の仕事の流儀」です。

村松先生のスタンスは、どんな苦難があっても再建を諦めないというもので、もうだめかと思われた先にもなんとか再建を成し遂げてしまいます。たとえ99.9%ダメでも残り0.1%の可能性があれば諦めない(本書234ページ)とおっしゃっています。

本書は、再建の技術的な方法よりも重要なのは愛と説いています。再建にかかわるすべての人が愛をもって、解決に向けて進んでいけば再建はなるとおっしゃっています。関係者が対立するのではなく、倒産という悪魔に手を取り合って戦うことが重要とおっしゃっています。

言うは易く行うは難しと思います。関係者はすぐに目先の利益に奪われてしまうと思います。しかし、村松先生が懸命に説明・説得して関係者の利害調整をして、協力できるようなさるのだと思います。また人を動かすのはその人の熱意だと思います。村松先生の倒産という悪魔と戦う、そのために関係者みんなで協力することが必要なんだという熱意が関係者を動かすのだと思います。

まさにテクニックよりもハートの問題だと思います。私も村松先生を見習いたいと思います。