若狹です。
録画しっぱなしで未視聴だったTBS系列の「グッドワイフ」というTVドラマを見てみたんですが、これが案外におもしろかったです。
リアリティの面から言えば、裁判の進め方の“いかにもなドラマっぽさ”はもとより、「『司法修習を首席で卒業』ってなんじゃい?(※記憶によれば、司法修習では科目ごとに優~不可まで5段階?6段階?の成績はつけられますが、〇番という概念はありません。というより、弁護士になってまで司法修習時代の成績を気にしている方なんているのかしら?)」とか、「橋爪功さん演じる超ベテラン弁護士のご自宅の本棚に司法試験受験生用のテキストがポツンとあるのはおかしい?」とか、職業柄突っ込みたくなるモロモロのポイントがあるにはあるのですが。それでもキチンとおもしろく見られるのは、物語の芯がしっかりしてるからなんでしょうねえ。
ようやく今現在2話まで追いかけて見終わったところですが、まだまだいろいろな伏線が二転三転四転くらいしそうですね。
今さらの追いかけ視聴ですが、このまま最終回まで見続けようと思います。
でも、フィクションの力って案外侮れないことが多いのです。
証人等で法廷に立っていただく場合、ほとんどの方にとって初めての経験ですので、中にはとても緊張される方がいらっしゃいます。もちろん、緊張されないように打合せやサポートはいたしますが、それでも法廷ではどなたでも多かれ少なかれ緊張されていらっしゃるように見えます。
そのようなときに、テレビドラマや映画などで何となくのイメージを掴んでいただくと多少は緊張がほぐれるかもしれません。打合せなどで事前におっしゃっていただければ、「あのドラマだと〇〇ですけど実際は☓☓なんですよ。△△なところは本物と同じです。」などと解説できますので、ご用命お待ちしております。
ちなみに、私が見聞きした範囲で一番“リアルな空気”と感じた弁護士モノのフィクション(ドラマ/映画/小説/マンガ等)は、よしながふみ先生のマンガ「きのう何食べた?」です。もちろん全然内情は知らないですが、アレは半分原作くらいのポジションで弁護士が原作者・編集者と一緒に入念に設定を作り込んでるに違いない。
こちらも今度実写化されるそうなので、放映が楽しみです。
テレビ東京系列とのことですが、静岡でも見られるかな?