こんにちは，静岡市葵区の弁護士浅野智裕です。
今回は，日本ターンアラウンド・マネジメント協会の総会に参加してきた話です。
ホームページはこちら
この協会は，ホームページによると以下の説明になります。
当法人は、高度な技能かつ豊富な経験を有する事業再生実務専門家及び事業の持続的発展を支援する経営専門家を育成し、認定することによって、事業再生に関する専門家の社会的な認知と職業としての活動を普及させることを目的として、次の事業を行う。
1．事業再生に関する専門知識の指標の提供及びその普及
2．事業再生に関する資格認定試験の実施
3．事業再生、事業承継及びＭ＆Ａ等に関する各種セミナーの開催
4．国内外の事業再生関連団体との交流
5．事業再生の専門家の優れた能力の奨励、認定
6．日本企業の海外市場進出への支援
以上引用
大雑把に言いますと事業再生や経営専門家の育成などを目的としています。
今回，縁あってこの総会に参加させてもらいました。
総会・特別セミナーのホームページは以下になります。
http://tmajapan.jp/seminar-ga.html
内容としては
①経済産業省経済産業政策局産業創造課長佐々木啓介氏による『G20へ向けた第四次産業革命政策について(仮)』
②一般社団法人100年経営研究機構代表理事後藤俊夫氏による『100年企業に学ぶ 永続経営の秘訣』
というものでした。
①では最先端の経済や今後の見通しなどを現役官僚の課長から講演していただき，世界の動きのダイナミックさを知ることができてとても驚きました。
②は逆に１００年以上続く企業の特徴という講演でむしろ時代が変わっても大切なものを残す企業が長く続いていくというもので事業再生や会社経営にアドバイスする立場としてはとても勉強になりました。なんでも世界のなかでも日本は１００年以上続いている企業が一番多いとのことで，目先の利益に奪われない日本人経営のすごさを勉強することができました。
また翌日にはCTPセミナーを受講しました。
CTPとはCertified Turnaround Professionalの略で，認定ターンアラウンドプロフェッショナルといえば良いでしょうか。要するに事業再生の資格になります。そのCTPのセミナーで法律，会計，経営の勉強をするというものです。
事業再生は，法的整理であれば民事再生などに携わりますし，最近は私的整理で法的手続きを行わないで整理することがあります。
事業再生も日々変わっていっておりますので今後も勉強を続けていき，クライアントに満足してもらえるよう頑張っていきたいと思います。